彫刻の文字は、PC上の紙データの文字とは違います。
しっかりと、2次元上で、XとYの座標によって書かれたものです。
数字の1(今回はカギなしの I)なら始点と終点を直線で結ぶという
プログラムによって出来ています。数字の2は始点から曲線で始まり、
斜めの直線と真横に動く直線で成り立っています。
基本的には、彫刻は一刀彫りで、その輪郭は描きません。
直線のみで表現したのが写真の「見」の文字です。
図面に近い書体が必要な時は、力仕事で、その文字を作り続けます。
明朝体の文字などは、輪郭を細い刃物で彫刻し、その中を塗りつぶします。
この要領で、マーク、図形も作って彫刻出来ます。
[マルシン彫刻迄]