彫刻の書体(文字)とは・・・

2015.10.16
—「見」の文字 15.10.15 彫刻の文字は、PC上の紙データの文字とは違います。 しっかりと、2次元上で、XとYの座標によって書かれたものです。 数字の1(今回はカギなしの I)なら始点と終点を直線で結ぶという プログラムによって出来ています。数字の2は始点から曲線で始まり、 斜めの直線と真横に動く直線で成り立っています。 基本的には、彫刻は一刀彫りで、その輪郭は描きません。 直線のみで表現したのが写真の「見」の文字です。 図面に近い書体が必要な時は、力仕事で、その文字を作り続けます。 明朝体の文字などは、輪郭を細い刃物で彫刻し、その中を塗りつぶします。 この要領で、マーク、図形も作って彫刻出来ます。 [マルシン彫刻迄]