2015.11.02
刃挽きで糸面取りをしました。
糸面とは、糸の太さの面取りのことです。
私どもは、0.2C程度で解釈しています。
しっかりと面取りをしました!ということになると、
0.3C~と解釈しています。
つまり、角で手を怪我しない程度の面取りであると
思っています。
場所によりますが、通常カッターナイフのような刃で、
刃挽きを行います。
角に刃を当てて、ゆっくりと丁寧に引くと、
写真のような糸くずが出ます。
大工さんが柱の木にカンナをかけて、
カツオの削り節のような薄い切粉が出るイメージです。
一定の太さで、長く出るのが良い面取りです。
面に大きい小さいが出ていないことが、その証明です。
自己満足かもしれませんが、仕事をしているという実感があります。
きちっとした切粉が出るように、刃を研ぐことは前提条件です。
[マルシン彫刻迄]