2016.02.24
ABS樹脂 10t 137×245 の板です。
ABS樹脂の厚物は、通常 プラス公差で、
10mmより厚く出来ています。
また、フライス等で削って板の厚みを出す際、
削る面が片面だと、応力が掛かり、ソリが出ます。
よって両面を削って双方に引っ張る力を均衡させ、
ソリを抑えます。
今回はフライスではなく、上面カンナと呼ばれる、
上面基準のプレーナーを通します。
基準が上面なので、厚いものの厚さがマチマチでも、
上面で揃うわけです。
これを表裏行えば、厚み出しは完了します。
上面カンナの間口の問題があるので、
そんなに大きなものは出来ませんが、
これを使えば±0.1mm程度には揃います。
面も綺麗だし、時間は1/5程です。
仕事の前に仕事の出来栄えを決める、
重要な判断です。
[マルシン彫刻迄]