2016.03.09
大層な写真を撮っていますが、
リサイクルの箱の中から出しました。
所謂「抜きカス」、「ヘタ」と呼ばれるゴミの部分です。
弊社の場合、製品の外周をNCで仕上げる事が多く、
分かりやすく言うと、サンドウイッチの身の部分が製品で、
耳の部分がこの「抜きカス」です。
通常、ノコカット、プレーナーという工程ですが、
例えると、ナイフでパンを切り、
パンの耳を切ってから調理するようなものです。
この「抜きカス」が美しい形であるためには、
この部分もきっちりとクランプ(固定)されていることが前提です。
この部分がフラフラしていると、中の身にあたる製品にも、
悪影響を及ぼすからです。
また、耳の部分を大きくすると、クランプは容易ですが、
材料ロスが大きくなり、コストに影響がでます。
この巾の薄さも、実は特筆ポイントです。
ただのゴミですが、リサイクルされる前に、紹介の機会を作りました。
美しいゴミは、無駄が無いのです。
[マルシン彫刻に出来ること]