材料:アクリル 彫刻用白吹き材 2t
試作目的:①特殊皿ネジの皿部分の嵌合テスト
②文字太さの確認(承認)
①今回の銘板の固定は皿ネジを使って行います。皿ネジは、頭の部分を板表面より低くねじ込んで引っかからないようにする時に用いるものです。規格はあるのですが、今回は特殊なものを使いますのでその確認をします。頭の部分の厚みがあるので今回のM3ネジだと1tの板だと出てしまいます。3tだと完全に埋没させる事が出来ます。2tだと規格通りで良いのか、もう少し深さを出さないといけないかの確認をします。アクリル加工が得意な弊社としては銘板の数量も多いので、お客様、弊社どちらも確認しておきたい案件です。
②彫刻用の文字は、ソフト本体に組み込まれているので、PC上画面で見るようにいろんな書体を選択出来ません。今回のポイントとしては、「園」という漢字です。「公」という文字は、線が太くなっても重なりませんが、「園」という漢字は、線と線が引っ付いてしまいます。一番込み入った漢字で、銘板の線の太さが決定されます。一つの銘板の中で、線の巾が変わると美しく見えないので、そのようにするのが一般的です。お客様に使い方をお伺いして、何枚も同じところに銘板が付くときは、全ての銘板の線の巾を揃えます。「薔薇」「鬱」はさておき「警」「優」「護」などは銘板に使われるものです。要確認文字となります。
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